2018/06/06

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「2年前から腱鞘炎とバネ指(弾発指)で、痛みがひどかったので、病院で3回駐車をしてもらったが治らないので、これ以上注射をするのは嫌だと思いましたので来ました」
と訴えて来た方がいました。

3回治療をして、「この調子でいけば、あと2~3回では治せるな」と思ったので、ブログに掲載することにしました。

初診の時は、筋骨を主に調整して、軽く鍼をして、家庭で行なえる調整方法を教えました。
2回目に来られた時には、弾発指が軽くなっていたので、

「家でもだいぶやってくれたみたいですね」と言うと、

「通勤中の電車の中ではこれだけですわ。私を電車で見ていた人は“変な人”と思ったはずやわー」と、普段の生活の中での様子を説明してくれた。

親指の弾発指を起こしている方は、多くがそうなのですが、親指の付け根(CM関節)辺りに硬い硬結ができています。
病院でも、その部に注射をしたそうで、注射をしてしばらくは楽なのですが、再び痛くなるそうです。

この部位の筋肉に、短母指屈筋をいうのがあります。
短母指屈筋は、母指を屈曲する筋肉で、母子を回旋する役目も持っていて、短母指外転筋・母指対立筋と共に、母指球の膨らみを形成しています。
母指対立筋とは、親指と小指で輪っかを作る時に働く筋肉です。


短母指屈筋



このCM関節の掌側に硬い硬結ができるので、病院では、その硬結を狙って注射をするわけです。
ところが、注射針というのは、「竹やり」のようになっていて、筋組織を切ってしまうので、体は(傷を治癒させるために)肉芽組織を作ってしまうわけです。
となると、ますます筋は硬くなってしまいます。

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そこでどうするかということですが、徒手療法だと、CM関節周囲の筋肉をほぐし、CM関節や大菱形骨・小菱形骨などの動きをよくしていくわけです。
しかし、それだけではなかなか治らないのが現状のようです。

それは、その筋肉だけが原因ではないからです。
何故なら、その神経支配は正中神経になっていて、C6~C7と関係があるからです。
なので、頚椎で神経障害を起こしている可能性もあります。

さらに、母指と関係する筋肉に、長母指屈筋というのもあります。
この筋肉は、親指を伸展したり、外転したりするときに働く筋肉です。
そして、厄介なことには、この筋肉は最深層に付着している強力な筋肉なのです。
ですから、その筋肉を触るのは親指を曲げ伸ばしして、動きを診て行います。
そして、その筋肉の神経支配は、橈骨神経になっており、橈骨神経はC6~C8と関係しています。


長母指屈筋


臨床をしているとさらに、手関節の腱鞘炎を起こしやすい腕橈骨筋というのもあります。
この筋肉は、母指の弾発指とは直接関係にように思えるのですが、橈骨の茎状突起に付着しているし、神経支配がC5~C6なので、大いに関係があるのです。


腕橈骨筋


さて、治し方ですが、いきなり強刺激を与えると炎症をひどくすることがありますので、最初はソフトにします。
それが、自宅でもできる手の骨格調整です。
方法は、関節が動きやすくなるように、ゆっくり上、下、左、右と押していき、押した状態のまま、10~20秒ぐらい待ちます。
さらに、左右に捻じり、捻じったままの状態を10~20秒持続します。
それを指の関節一つ一つやっていくのですから、ちょっと時間はかかります。

そうしていると、弾発指が多少治まってきます。
「動かしてはいけない。固定するのだ」という意見もありますが、痛みの出ない程度にゆっくり伸ばすことに関しては問題ありませんし、それが早く治す方法です。

腱鞘炎や弾発指の治療をしても、この方のように病院で注射を使った場合は、そのままでは「しこり」が取れないので、鍼を使います。
鍼は巨鍼でないと難しいので、私は巨鍼を使います。
もちろん、患者さんの了解を得てからです。

上の写真がそうですが、肘の近くから、親指のCM関節まで鍼を通します。
この方は、2回目と3回目は巨鍼を使いました。
3回目に来られた時には、CM関節部の硬結が柔らかくなっていまして、弾発指の動きもスムーズに近い状態になっていました。

ですから、あと2~3回もあれば回復させる子tができると思います。


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